デング熱
どんな病気?
病気の原因は「デングウイルス」です.
蚊にさされてなりますが、さされたことを覚えていない方もいます。
血液の中でウイルスが増えているときに熱が出ます。その患者さんを刺した蚊が原因です。
※このため体調がわるいときに「蚊にさされないようにする」ことも大切です
水分をとれない・熱が続く・頭が痛い・出血しやすい状態の方 には入院をおすすめしています。
どんな症状?いつごろ治るの?
もっとも多い症状は「高熱」で、4~5日間続くことがあります。その後2~3日で下がります。
高熱以外では、頭痛、目の奥の痛み、などの症状を経験する人がいます。これらは自然に治ります。
外来の診療で問題ない人もいますが、入院をおすすめする場合もあります。
熱がさがり、回復した後も、「だるさ」 などの症状が数週間続く人がいます。
診察後、自宅に帰る場合の注意点
外来のときは元気でも、自宅にもどってからだんだん体調が悪くなる場合があります。
つらい症状はがまんせず、いつでも受診をしてください.(夜間や週末は救急外来)。
入院をせずに様子を見るために、外来でまめに血液検査をすることが必要です。医師と確認しましょう。
発熱などの症状がある期間は自宅で安静にし、大勢の人がいる場所への外出は避けましょう。
自宅では水分を十分とるようにしてください。
解熱剤(ねつさまし)を使うときは"アセトアミノフェン"(タイレノール、カロナールなど)を選んでください。
※飲んではいけないくすり:ロキソニン、バファリン、ボルタレン、ブルフェンなど
次のような症状の場合はすぐに受診をしましょう。まずは電話を
水分をとることがむずかしい。
鼻血、歯ぐきの出血、便に血がまじる、生理の出血が止まらない、腹痛、 たちくらみ、内出血。
熱はさがってきたが、息(呼吸)が苦しい。